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2018/12/01 20:03
僕が一日のうちで一番長く過ごす場所はキッチンの前の長いダイニングテーブルだ。
食事はもちろん、テレビを見るのも音楽を聴くのも、好きなお酒を傾けながら過ごすのも、妻と話をするのも、いつもこの大きなダイニングテーブルだ。休みの日にはここで仕事もする。でも大事なことはいつも作業を切り替える時に一度机の上のものをすべて綺麗にしてから次の行為に映るようにしている。テーブルの上は散らかりやすいもの、何かが置いてあると自然にものが吸い寄せられてくる。だからいつもリセットするようにしている。
そしてこのテーブルのトップは無垢の杉材。大のお気に入りだ。リセットのたびに綺麗に拭いて汚れを取るようにしているし、時々メンテナンスでワックスをかけている。磨くことでますます味が出てくるし、愛着もわいてくる。
今では、日に焼けて少し赤みがかっていい艶がでてきた。このテーブルの脚は鉄製のスタッキングできるもの。移動するのも簡単だ。それでも使う時はしっかりとした重量感と厚みのある天板は高級感を漂わせている。机を撫でながら、なんとなく幸せを感じるのは僕だけではなさそうだ。家族みんなのシンボルにもなっている。
テーブルにこだわる。それは暮らしにこだわるということ。そのことで、お皿もグラスもこのテーブルに負けないようなこだわったものを揃えることに繋がっている。